薔薇


長く闘病していた父が旅立ちました。

どうしようもなくさみしくて
気を緩めると涙が勝手に出てきます。

しかし最後まで己が考え決めたとおりに逝きました。
自宅の寝室で
一切の延命をせずに
家族皆が揃った夜に。

会いたい人が皆会いに来てくれて握手して
安心したのかな
次の日に。


7月7日の午後は
不思議と家の中がゆっくりと落ち着いていて
久しぶりに氷以外のものをがんばって飲んで
紙とペンをジェスチャーで欲しがったので
何を書かれるのかと怯えながらも渡したら、
バラの余計な葉をせいりしろ、と。
少し調子が戻ったのかと安心して、
笑いながら指さす枯れた葉を落として。
それからだるくて動かす足をゆっくりマッサージして

それからほんの数時間で。


どうしようもなく悲しくて寂しい

声を憶えているのにはっきり思い出せないのが
どうしようもなくつらい

母がさみしいさみしいとなんでなんでと泣きます。
私もさみしい
父と母が仲良くおしゃべりをしながらくっついて散歩する
その後ろをついていくのが好きでした。


でも苦しくてもがいていた体からやっと解放されて
今は自由にそこらを散歩しているのだろうと思います。

なぜとかもっととか後悔はないわけじゃないけど

ただただ さみしい

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